2006/10/20宴会

大さんチームの皆さんとそのご友人のフランス在住のクライマー千葉さん、
さらに前回の大さん達のフランスツアーで知り合われたという、
役者のブノアを交えてパーティーです。
ブノアの細かい観察から生まれる役者芸に笑いっぱなし、
日本語も英語も話せないブノアが、こんなに親しくなれるんだもの、
ほんとに言葉の境なんて、あってないようなものだなぁと感じました。

そんな最中、ふと思った事。
人を楽しませる宴会芸、人の心の奥を深く揺さぶる芸。
その2つはやっぱり違う気がする。
どっちがいいとか、そういう事を言ってるわけでは無く、
ただ、僕が音楽をやっていく上で、
この2つの境が大きく自分の未来を変えるような気がした。
きっとどのあたりで自分が満足できるか、どのあたりまで自分が登れるか、
自己分析をしつつ、将来を見据えて行かなきゃいけないんだろうなぁ。

とかなんとか思いつつ、お酒はすすみ全員で持ち寄ったお酒が空になるまで、
宴は深夜(朝?)まで続くのでした。


まずは宴会用に買い物、並んでるだけなのにおいしそう。
 

宴会の主役となっていたブノア。



2006/10/21ジャン・コクトー

先日ボルダリングをした時に立ち寄っていた町、ミリー。
観光地というほどではなく、かといって寂しくもない雰囲気のいい町です。
ここが実は詩人であり画家でもあるジャン・コクトー縁の町であると聞いて、
再びミリーへと車を走らせました。
町へ到着すると、方々に散って行くメンバー。
僕も1人ジャン・コクトー探しへと歩き始めます。
縁の町という事は知ってもまったく情報はなく、何があるかも分からない状態。
フランス語圏でつたない英語を使い、聞き込みする怪しい日本人。
最終的には世界共通語のボディランゲージを使い、コクトーのお墓があることを突き止めます。
しかも、町外れ。 集合時間に間に合うようにひたすら走りその場所を探し当てました。
コクトーの眠るその小さな礼拝堂の周りには薬草が植えられており、
礼拝堂の中の壁一面には、コクトー自身が描いた薬草とキリストの絵が描かれていました。
その礼拝堂の中がすごい!
入った瞬間魂が満たされるような感覚、その中は生命力に溢れていました。
天井まで伸びる薬草の壁画は生き生きとし、描かれた絵は「魅力」そのもの。
何時間でもその場所にいたい、そう思わせる場所でした。
僕は必ず、いつかもう1度この場所に来よう。
礼拝堂を出た直後に、そう思わせるほどの場所でした。


コクトーの眠る礼拝堂、中の空間は生命力そのもの。
 

ジャン・コクトー通り。



2006/10/22off日

本日off日です。
毎日何処かには出かけているものの、非常にゆったりペースで時が流れ、
フランスでは日本での忙しさを忘れのんびりしてます。
行動範囲も徐々に広げている感じで、地図を見るのが楽しい近頃。
今日はみんなのんびり、思い思いに過ごしておりました。
読書したり、昼寝したり、散歩したり。
いろんな事を感じて、そのことを考えながら過ごすゆとりがあるのは素晴らしい事ですね。

ジトでは毎日とびびシェフが腕を奮ってくれます。
僕は料理を手伝いながら、料理中からワインを飲んでるダメ人間っぷり。
そういえば、こっちに来てから毎日ワイン飲んでるなぁ。
でもおいしいし、種類が有り得ないくらいあるから仕方ないか〜。

off日といいつつ、夜中はお腹が痛くなるほど笑った晩餐。
このメンバーが集まると、笑いがほんとに絶えません。
ほんと、笑い死ぬところでした。


off日、散歩中にて。
 

千恵さんの生けられたお花、その存在だけで家の空気が変わる。



2006/10/23パリ

先日お知り合いになれた、千葉さんにパリを案内して頂けることに。
列車に揺られ、「世○の車窓から」のナレーションが頭にこだまする中パリへ到着です。
ノートルダム寺院、ルーブル美術館、エッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ通り、
ザ・観光コースを電車と徒歩で1日で制覇。
しかもエッフェル塔に限っては、なんと徒歩で登る元気っぷりです。
ぜひ体力あるなら徒歩での見学をおすすめです!
体力と引き換えに、感動は2倍以上になること間違い無し!

フランスの町並みは日本と違い地震がないので建物が石造りです。
石造りの町並みは、全体に統一感があり、それだけで歴史を感じさせます。
古いものを大事に残して行くフランス人の文化は、
日本の使い捨てて経済成長してきた文化とは全く違います。
確かに日本に住んでいる僕としては、不便に感じる事が多いです。
けれど、やっぱり便利と引き換えにパリに残るような風情や歴史を、
日本は代償にしてしまったんだなぁ。
当然日本にもそんな風景が残る場所はたくさんあるけれど、
パリと同じ中心地である東京には、その影は感じられない。
芸術の都パリ、なんていうけどその土壌がしっかりと守られているんだもの。
人も芸術も育って行くはずだよなぁ。


パリの町並みの中から覗くノートルダム寺院。
 

周りの環境も塔の一部、エッフェル塔。



2006/10/243回目

またまたミリーへ。
今回の旅で1番訪れてる回数が多かったのがミリーです。
目的はコクトーの礼拝堂をみんなで見る事と、
前回美織さんととびびが発見したコクトーの絵画を置いた美術館と生家を見る事。
の、はずが!!
なんと、礼拝堂が火曜日休館!
タイミングが悪すぎ。みんなであの感動を分かち合いたかったのに…。
それでも、またフランスくる目的を残しておこうって事に。

コクトーの絵は、究極にシンボライズされたような絵。
線と色のみによって描かれたシンプルな絵なのに、なぜだろう?
その人物の表情や、情景が浮かぶから不思議。
微妙な人の表情さえも浮かんでくるようです。
「いらないもの」って実はたくさんあると思う。
案外自分にとってほんっとーに必要なものって少ないかもしれない。
だってこの身があれば、生きることができるんだから。
コクトーも人を見る時に「いらないもの」を究極に削ぎ落としたんですね。
そして最後の最後に残った必要なものだけを描いた。
まずそこまで削ぎ落とせることがすごい、そしてそれを表現出来る技術。
ほんとに素敵な絵です。


どことなく、考えていることまで伝わってくる。
 

コクトーの絵皿、シンプルなラインは大胆なのに繊細。



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